母校三輪田学園校舎竣工記念式典に出演
2010年9月23日(祝)の午後、
私は母校の竣工記念式典の席で、演奏家として出演していた。
市ヶ谷駅より歩いて3分のところにあるアルカディア市ヶ谷(私学会館)
の300人以上入る大きな広間。円卓があり、広間も華やかな雰囲気に
アレンジされていた。
三輪田学園に通ったのは6年間。
通いなれた校舎が少しずつ変化し、新しくなっていく様子を
卒業してから何年にもわたって見てきた。
三輪田学園中学・高等学校校長/吉田珠美先生&ピアニスト/ダニエルさんと♪
ご用意して下さった楽屋の前でパチリ
華やかに開催された竣工記念式典で
こうして母校の代表として演奏させていただけたことは、
想像もつかなかったことで、本当に名誉で幸せな気持ちだった。
・・・思い出の校舎がなくなってしまった寂しさはあるけれど・・・☆
この日は生憎の雨だったが、様々な私立学校の理事長や校長先生、
議員の方など、300名様ほどがご出席されたようだった。
私はピンクサーモンのドレスを着て、13:40分頃に出演。
舞台は多少慣れてきたはずなのに、
いつもの何倍も緊張している自分に気づく。
気持ちを落ち着けるためにも深呼吸。
発声練習を念入りに♪
発声練習風景、初公開 ・・・ この姿は何故か恥ずかしいです・・・;
いよいよ出番。
今日演奏するのは、たったの3曲☆だからこそ、集中!!
自分自身に気合いを注入っ!!!
今日のピアノ伴奏は、ダニエル・クーヤヴェツさんにお任せした。
東京文化会館でも共演していただいたダニエルさん、
今日はいつもよりなんだかリラックスムード♪
いざ、会場へ♪
パーティー会場はとても広くて天井も高く、床は絨毯。
音楽を吸い込む要素満点だったので、声が届くか心配になり、
念のためマイクを用意していただいた。
・・・が、幸いなことに、マイクがなくても後ろまで聴こえるようだった。
お蔭様で、オペラ「椿姫」より"乾杯の歌"を演奏するときにも演技が出来た♪
いつも暖かく応援してくださっている吉田珠美校長先生三輪田学園吉田珠美校長先生のブログ
からは、ロシア歌曲1曲、日本歌曲1曲をリクエストされていた。
3曲ほどの短い演奏プログラム内に、皆様に楽しんでいただけるような、
しかも自分の声を生かした曲を盛り込み、
舞台を上手にまとめるのは意外に意外と難しい。
リクエストも交えながら、今回はこちらの3曲を演奏させていただいた♪
■リムスキー=コルサコフ作曲
【風ではない、高みから舞う風のように】(youtubeで視聴)
■日本歌曲では「お菓子と娘」日本歌曲/お菓子と娘
■オペラ「椿姫」より"乾杯の歌"
3曲目の乾杯の歌は、パーティーの定番中の定番!!
ソプラノの高い声を華やかに演出してくれる、ソプラノには必須アイテムだ☆
まだまだ若輩者の私は、会場に入って空気を感じた途端、
緊張がマックスに達していた。
さらに、何故か先生方を目の前にすると、半分位、
学生のときの緊張感に戻ってしまう私・・・。
歌う前の"ご挨拶"では、マイクを持つ手が震え、声もぶるぶる震えてしまった。
こんなにまで変に緊張してしまったのは、久しぶりだった☆
歌で挽回しなければ!! ・・・ 歌手魂が湧き出たのか(笑)、
集中して歌うことができ、ラストの曲では
「ブラボー」のお声をいただきました。
由緒正しく歴史のある女子校「三輪田学園」の竣工記念式典での演奏という
大任を無事に終えることが出来て、本当にホッとしている私がいた。
私。ホッと一息♪ All Photo:Koji Watanabe
私の声楽人生の始まりでもあり、今の私の人生の5分の1を過ごした
三輪田学園の大きな節目の行事で、
こうして演奏させていただける機会に恵まれたことを、
改めてとても幸せに感じています。
今回の機会は、吉田校長先生、望月教頭先生の応援はもちろんですが、
私が中学生の頃にすでにソプラノ歌手としてご活躍されていた
三輪田の卒業生で合唱部の先輩、二期会会員で武蔵野音楽大学の講師でも
いらっしゃる佐橋美起先輩の推薦があってこそでした。
佐橋先輩には、本当に感謝でいっぱいです☆
見えないところで支えられ、励まされて生きているんだなぁ、
そう感じて、暖かい気持ちになりました。
アルカディア市谷/私学会館の前でパチリ☆
通いなれた道 -。
思いで深い場所 -。
母との思い出、父との思い出、友人との思い出、先生との思い出、
そのどれもが大切な人生のアルバムの1ページ。
そして、今日もまた思い出が増え、私の人生に刻まれていく。
どんな思い出も、私の生きてきた軌跡なのだ、ふとそう想う。
この先、もし辛いことがあったら、懐かしい場所へ行こうと想う。
そして、この道を一歩ずつ歩きながら思い出そうと、想う -
- あの時の自分はどんな私を願っていたか、を -☆
そして心が静かになったら、また歩き出せばいい。
人生は一度きり。だからきっと、人生に遠回りなんて、ないんだ。
* * * * *
私を育ててくれた三輪田学園の新しい校舎で、
たくさんの夢が芽生え、叶えられますように!!
そして、素敵な卒業生が日本を、世界を、もっと元気にしてくれますように!!
そう心から願って ・・・ Soprano♪中村初恵
(2010年10月23日) | Twitterでつぶやく |
コメント一覧
今回も皆さんと素晴らしい時間を共有することが出来ましたね。
大切な母校の式典。その舞台に大輪の花を添えるが出来たことと思います。
皆様の思いでに永く深く刻まれたことと思いますよ。
いつか母校の校舎を見るとき、初惠さんの歌も、可憐な姿もきっと思い出してもらえると思います。
未来中年さん、いつも暖かいコメントをありがとうございます☆
やはり母校の存在って心の中で大きいものですね。
6年間通った母校・・・ こうして成長した今、何かの形で少しでもお役に立てたことがとても光栄に感じました☆
未来中年さんも母校の素敵な思い出、ありますか?