東京文化会館デビューしました♪第2弾!!
◆◆◆ 東京文化会館リサイタル 其の二 ◆◆◆
~ いよいよ本番編 ~
今回のリサイタルも素敵な写真をいっぱい撮っていただきました。
皆様にご覧いただきたく、舞台のピクチャー満載でお届けします♪
* * * * *
リサイタルが始まった。私の緊張とピアニストの緊張、
お客様の緊張感も伝わり、初めてのリサイタル以上に緊張した私。
photo:Hiroko Watabe
コンサートのスタートは宮沢賢治の歌曲より3曲。
東京文化会館で宮沢賢治せんせいの歌曲を
演奏させていただくことができて、幸せだった。
1部のプログラム後半は、「愛と夢と・・・ロシア編」。
リムスキー=コルサコフとラフマニノフの歌曲より、
代表的な、しかも詩も音楽もとても耳に心地よい美しい歌曲を
5曲ほど演奏した。
リムスキー=コルサコフの"高みから舞う風のように"は、
今回のリサイタルのタイトルになっている。私のレパートリー。
いつも以上に緊張・・・反省は次に生かそうっ!!
そして日本歌曲。大好きな曲を3曲集めた。
「サルビア」「悲しくなったときは」(共に中田喜直作曲)
「くちなし」(高田三郎作曲)。
「サルビア」は、"血"の紅さをサルビアに例え、
女性の情念を感じさせる少し怖い思いのする曲だが、
夏のもわっとした熱風にぴったり☆人気が高かった。
「くちなし」は、私がいつもアンコールで演奏する一曲で、
亡くなった父親の植えた"くちなし"を見ながら、父の
「希望を持って生きよ」という言葉を思い起こす希望に溢れる曲だ。
photo:Hiroko Watabe
休憩を挟んで第2部♪
休憩中には、代金の10%がチャリティーになるTシャツ、
「はにゃT」が販売された。(久米繊維工業株式会社のご協力)
Photo:Hiroko Watabe
・・・この日、リハーサルをほぼ一人きりで進めた私は、
歌うこと、音楽作りに一生懸命で、
マイクチェックに気付かずに本番を迎えてしまいました;;
なので、マイクを持たずにトークにチャレンジ・・・
でもお客様にはほとんど聞こえなかったようで、
「後半からはトークはナシ!」と決定。
いっぱい予定していたトークや「はにゃT」のお話も
全然できなかったのが心残りでした。皆様ゴメンナサイ;;
ここで忘れてはならないのは!!!
中村初恵リサイタルライブ録音による
私の1st.ソロアルバム【歌-祈り】が9月1日にリリースされ、
この日、先行発売が行われたこと☆<CD詳細は→Information】>
終演後には初めてのサイン会をさせていただきました。
何十人もの人が列を作って並んでくださった。
まるでプリマドンナみたいな状況に、自称"永遠の乙女"もビックリ!! 感謝です。
photo:Hiroko Watabe 終演後、1st.ソロアルバム発売記念サイン会の様子♪
2部前半は「歌-祈り」。今回リサイタルで初めて宗教曲のコーナーを作り
演奏させていただきました。実は私は宗教曲が大好きです☆
自宅で時間がある時、youtubeなどでよく聴くクラシックは、
たいていオーケストラか宗教曲☆もしくはヘンデルなどの音楽。
コンサートにおいで下さった久米繊維工業株式会社の会長:久米信市さんが
「"Lascia chio pianga / 私を泣かせてください"が特によかった。
これからも応援します。ありがとう。」
と、ご自分の好きな歌手のCDを下さったことが、とても心に残った。
人生の大先輩のおじいちゃまの暖かさに触れ、励まされた。
photo:Hiroko Watabe モーツァルト「踊れ喜べ、幸いなる魂よ」より"Alleluja"を♪
オペラコーナー「音楽はどこまでも♪愛をこめて」に入る前に
お歌は少しお休み☆ ダニエルさんのピアノソロ「火祭りの踊り」♪
自由で力の抜けた表現をするダニエルさん。
本番まで何回ものリハーサルで曲作りをして下さった。
今回のリサイタルが成功できたのは、ダニエルさんあってこそ☆
この「火祭りの踊り」も、情熱的で素晴らしかった。ブラボー!!
ダニエルさんHP→ http://www.danielkujavec.com/profile/index.html
リサイタルもいよいよクライマックス♪
私のレパートリー歌劇「雪娘」より"お友達と野いちごを摘みに"。
リムスキー=コルサコフのメルヘン世界を描いたオペラである。
photo:Hiroko Watabe
オペラやミュージカルは、演技をしながら身体が動かせて、
しかも高い音が多いので歌いやすい。
前半よりも声も伸びやかに響いているのが自分でも分かった。
ピアニストのダニエルさんも肩の力が抜けてきて、
コラボレーションもさらにフィットしてきた気がした☆
2曲目は初めてお客様の前で演奏する曲☆
歌劇「ルサルカ」より"月に寄せる歌~白銀の月よ~"/ドヴォルジャーク
人魚姫が王子様に思いを寄せる歌で、とてもロマンチックなハーモニー。
美しく情熱的で、そして切ない音楽☆
リクエストをいただき、初めてチェコ語にも挑戦。
とてもとても好きになった☆これからも歌っていきたいな。
ラストの曲はミュージカル「オペラ座の怪人」より"Think of me"を・・・♪
「オペラ座の怪人」は、バリトン歌手のジェフ・トランブリーさんと
よく演技をつけて抜粋で演奏した私レパートリーだ。
ジェフさんはアメリカ人☆日本人の私にとって、
英語の発音にはドキドキ。負けないように(!?)と
レッスンしてもらったことを思いだす。懐かしいなぁ。
コンサートの最後、お客様に"夏にはこの時を思い出してね"・・・
そんなメッセージもこめて、この曲を選曲した。
Photo:All Hiroko Watabe プログラムを終えて、ダニエルさんもスマイル!!
全てのプログラムを終えて、お客様の熱を感じた。
けれど私達の本番はまだまだ続く!!
アンコールではさらに盛り上がっちゃいます♪
アンコール① オペラ「ジャン二・スキッキ」より"私の愛しいお父さん"
超有名なオペラのアリア。"愛するお父さん、彼との結婚をどうか許してね。
許してくれないなら、ポンテ・ベッキオ橋から飛び降りちゃうんだから!"
・・・ 世の乙女には憧れがちなシーンだ。
プッチーニのドラマチックな音楽にうっとり。
高音のppも、効果的にとても美しく書かれている。
photo:Hiroko Watabe
アンコール② カッチーニ「 Ave Maria 」
この曲は、いつもアンコールで演奏する。
たくさんの方々からリクエストをいただく曲のひとつで、
私もとても好きな曲だ。けれどなかなか思うようには歌えず、
マイクを通して歌えたらきっと歌いやすいだろうなぁ・・・
そんなことを想う。
言葉は"Ave Maria"だけ... まさに祈りの音楽だ。
アンコール③ この曲を歌ったら、今回のコンサートは幕を閉じる。
"皆さんと踊り明かしたい気分です!!"、そんな気持ちをこめて
楽しんで歌わせていただきました♪
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より"踊り明かそう"♪
平日の夜、暑い中、また遠いところまで
(長野からのお客様もいらっしゃいました♪)
会場に駆けつけてくださったお客様☆
そして、このリサイタルを迎えるために最善を尽くしてくださった
主催の東京労音さん、マネージメント㈲プラネット・ワイさん、
スタッフの皆さま、リサイタル事務局の皆様、
「はにゃT」制作の久米繊維工業株式会社さん、
ピアノ/ダニエルさん、ファンの皆様さま、心より感謝しています。
リサイタルを終え、私は少しいつもの"私"に戻ります。
これからも、まるで"高みから舞う風のよう"な音楽を
感じていただけるように、ほんの少し成長した私の音楽を、
皆様にまたお聴きいただけることを心から願いながら・・・☆ミ
心からの感謝をこめまして・・・ Soprano♪中村初恵
All photo:Hiroko Watabe
(2010年09月13日) | Twitterでつぶやく |
コメント一覧
素晴らしいリサイタルでしたね!
みんなのあこがれの東京文化会館。
そこでのリサイタルはファンのみんなで喜びを共有することが出来ましたね!
初惠さんの歌がまるで私に語りかけてくるようなそんな気がしました。
きっとみんなそんな暖かい気持ちになったと思います。
未来中年さん、コメントありがとうございました☆そんな風に暖かい言葉をいただける私って、本当に幸せ者ですね。演奏してよかった!!・・・そう心から感じます。
これから、もっと成長していきたいと思います☆ 応援よろしくお願いします。