やっぱりトリプルピース!第九コンサート♪
2月22日(日)20:00 杉並公会堂大ホールでは
ICUの学生が主催する「第九」が爽やかに演奏された。
2月22日。私はこの日のコンサートを「トリプルピースなコンサート」と書いていた。
だって、ピース×3だもの♪
にゃんにゃんにゃん、猫ちゃんの日とも言われている
2月22日だが、トリプルピースな一日を信じて演奏にのぞんだ。
実はこのトリプルピースには、私なりの意味があった。笑
「オーケストラ」 「合唱」 「指揮とソリスト」
そのどれもが抜けては第九にならない。
そのどれもが存在して、その全てがエネルギーを持って、
初めてベートーベンの「第九」が造り出される。
演奏が終わったあとに重なった「ブラボー」の声♪
この日、その3つの音楽が集まり、会場いっぱいにおいでくださったお客様の
エネルギーをいただいて、ちょこっとでも「ピース」が生まれたような気がした。
完璧な演奏を目指せば本当にキリはない。
私自身の演奏も、未来に聴いたら、赤面してしまうかもしれない。笑
それでもこの日、合唱もオーケストラも、ソリストも、
心だけは一つになったような気がして、私はとびきり嬉しかった。
「何かをしたい」「歌おう」「演奏しよう」「練習の成果を聴いてもらいたい」
このシンプルな感情が重なって、不思議なエネルギーを生み出す。
そのシンプルな感情こそが、大きなエネルギーを生み出してくれる
大きな秘密なのかもしれない。
第九でのソリストの出番はⅣ楽章のほんのわずか♪
集中しなければ、あっと言う間に終わってしまう。苦笑
当日は、Ⅲ楽章から舞台上で演奏を聴いていた。
演奏の邪魔になりたくないと願うのだが、ドレスを着ているので
目線や身動きを静かにしているのが,なかなか難しい。
振り返ることはできないが、オーケストラや合唱の音楽を背中で感じていると、
そのパワーの色が変化していくのが見えるような気持ちになる☆
合唱が好きな私にとって、ハーモニーを感じられるのは本当に嬉しい瞬間で、
思わず音楽に合わせて体が動きそうになってしまう。
私にとって初めてのソロを経験させていただいた「第九」。
音大時代に合唱で歌ってきた第九。
ソプラノにとっては、やはり憧れの一曲ではないだろうか。
微妙な高音で動き続けるソプラノのそのラインは、
音楽全てに飲み込まれ、それまでの音楽を台無しにしかねない。
初めてのソロを体験させていただき、思った以上に難しいと
感じたが、新しい第九の魅力もたくさん感じさせていただいた。
ベートーベンの時代に演奏された第九は、60分ほどと、速いテンポだったようだ。
今回はマエストロ木村の音楽が全開!☆テンポが速めで、アクティヴに展開されていく。
私含め、動きの多い音楽に戸惑いながらも、演奏者もひきこまれていった。
打ち上げではお客様のアンケートを拝見させていただいた。
厳しい意見、温かい意見、感動の言葉、
私を名指しで感動を伝えて下さった方々、
様々なコメントに見入ってしまった。
中でも「新しい音楽を感じました。新しい第九を聴いた様な気がします!」
との感想を多数いただき、とっても幸せな気持ちに☆
また「クラシックを初めて聴いたけど、びっくりしました。また行きます!」
とのコメントも♪
今回、指揮者やソリスト、演奏者も若手によるコンサートとなった。
同世代(辛うじて!苦笑)の方々と演奏しさせていただいた「第九」は、
私自身にとって生涯とても深い思い出になるのだろうな、と感じる。
年齢が若いからといって心を打つ演奏ができるとは限らない。
どちらかと言えば、年齢を重ねる毎に音楽や表情に深みが増していくことを
私は自身の肌で感じつつあるように想う。
同時に、同じ世代の人たちに
「あれ、クラシックってこんなに楽しいの?気軽でいいかも!」
そんな風に感じてくれる演奏ができたら、やっぱりとてもとても嬉しい☆
このコンサート便りを書いている今日は3月1日☆
桃の節句「お雛様」の日ももうすぐだ。
春の足音が、花々の息吹が聴こえてくるような今日この頃、
第九の歓喜と共に、私たちの日々の願いが
明るい春を運んできてくれることを、心から祈ろうと思う。
春のトリプルピース... 花、太陽、出逢い
“ある朝、私は街角で、素敵な春に会いました”
(小林秀雄さん作曲の演奏会用アリアより)
舞台スタッフの皆さま、 指揮者のマエストロ木村、
合唱の一員でもありスタッフとして頑張ってくれていた森下翔くん
和気あいあいと演奏させていただいたソリストの皆さま、
オーケストラの皆さま、ICUの関係者の皆さま
そして、最後までお聴き下さったお客さまに、
心からの感謝をこめまして☆ 初恵♪Soprano
(2009年03月02日) | Twitterでつぶやく |
コメント一覧
第九コンサート、熱い息吹に、そして初惠さんの圧倒的な歌声に
とても感動しました♪
3日の雛祭の日ICUに伺い、コンサートの時に折り込んでいただいた
『のら暦』次回上映会と関連写真展のチラシの残部引き取り
そして折り込みのお礼をしてきました。
blogにそのことを書いて写真掲載した担当の方が
「プロの方たちと一緒に歌えて感激しました」と
おっしゃっていました☆
竹浪さん、第九のコンサートへのコメントをありがとうございました。私のミスでお返事が遅れてしまって本当にごめんなさい!☆
私にとっても、本当に幸せな体験でした。
またいつか、演奏したい曲がまたひとつ増えました♪
猫ちゃんのDVDの販売など、竹浪監督にご活躍いただき
感謝しています。
これからも更に多くの方にご覧いただきたいですね☆