『未来のために♪』コンサート@エコロジーチャリティー2008♪
梅雨の雨もやみ、カラッと晴天となった2008年7月4日(金)12:00♪
赤坂見附にある日本財団バウルームにて、
JMAA(ジャイラ・メディア・アート・アクト)主催による
『~エコロジーチャリティー2008~T-シャツアート展』
(ボランティア)チャリティーコンサートに出演させていただきました。
コンサートの名は「未来のために」。
子供達への優しい未来を願って、このタイトルをつけさせて頂きました☆
~コンサートプログラム~
2006年に開催された第1回目の「~STOP DV~T-シャツアート展」でも
チャリティーコンサートに出演させていただいた私にとって、
2回目の参加となった今回のミニリサイタル。
今回のテーマは「地球温暖化」☆
今、洞爺湖サミットでクローズアップされている、まさしくタイムリーな
イベントに参加させて頂いたことは、とても学びの多い経験となりました。
T-シャツアート展イベント会場前にて ♪ 私
今回のコンサートは45分♪
最近ご一緒させていただいている木戸俊輔くんのピアノ
と私の演奏のコラボレーションとなりました。
photo:Akira Takenami Hatsue&Shunsuke@Rehearsal
会場前にて ♪ ピアニストの木戸くん
国会議事堂のすぐ近くに建つ日本財団ビル。
私は、ロシア帰国後の3月、
夜のリサイタルコンサートに、夜コン最後の出演者として
演奏させていただいたのですが、
3回目となる日本財団での演奏の機会に、なんだか懐かしい気持ちになりました。
現在はランチコンサートのみとなっているようですが、
近辺にお勤めされている皆様がコンサートを楽しみに
して下さっている様子を、今回もまた感じました☆
「神様からの奇跡を信じて立ち上がろう」
photo:Akira Takenami Hatsue@Rehearsal
...Tシャツアート展にエネルギーを注がれている皆様の、そんな願いを感じて、
"Amazing grace" のア・カペラからコンサートをスタート。
Ave Maria/グノー ・ Lascia chio' pianga(涙流れるままに) ・・・
祈りの込められた曲を2曲演奏させていただきました。
photo:Akira Takenami
そして今回は、木戸くんによるプーランク作曲のピアノソロの演奏もありました☆
組曲「村人たち 子供のための小品」よりチロリエンヌワルツ」/プーランク。
スタンウェイのグランドピアノの音色と共に、木戸くんが奏でる軽快な音楽が、
雰囲気を和ませてくれていたように感じました。
続いて、海にちなんだ日本歌曲、そして「お菓子と娘」の4曲を演奏。
photo:Akira Takenami
木戸君のピアノソロ(プーランクより「即興曲Ⅰ」)に続き、
エコロジーのT-シャツアート展にちなんで、
自然をテーマに、詩に自然が多く出てくるロシア歌曲を3曲演奏させて頂きました☆
最近、話題にあがることの多い地球温暖化☆
「自然が失われ、彩り豊かなこの地球という星に異変が起きている」という事実。
人間が築いてきた文明があり、それが私たち人間に、豊かさや便利さを
与えてくれていることも、また本当のことのように思います。
でも、私は、その豊かさに慣れ、甘んじて、豊かさに気づくことなく
生活しているのではないか...と、そんなことに気づかされます。
けれど、今もこうして、すぐに繋がるパソコンの前に座り、concert便りを書いている私。
私は以前、ロシア、そしてフィンランドに滞在したことがあります。
ロシアという国がエコロジーであるかどうかはわかりませんが、
私はロシアにいたとき、電子レンジも、炊飯器も、
コンビニエンスストアーもない生活をしていました。
冬は暖房が上手く入らず、服を重ね着しました。
夏は(ロシアも意外と暑いのです♪)、小窓を開けて暑さを凌ぎました。
インターネットがしたい時、野菜が食べたい時、40分位歩いて
大き目のスーパーに買いにいっていました。
それは、苦になりませんでした。
でも、困ったものですね...、日本に帰国してから、電子レンジもインターネットも
炊飯器も、もちろんコンビ二もあるのが自然になってしまって、
それらがない生活なんて、今ではまるで出来そうにないなぁ、と感じる私がいます。
地球温暖化の恐ろしさと共に、
人が豊かさを追求し続けていった未来にあるものは、なんだろう、と、
ふと考えたりしてしまいます。
私には難しすぎる問題ですが、身近なことから考えていけたらいいのかな、と
最近こまめに電気を消すようになりました!!☆笑 ・・・笑い事ではないですね☆
photo:ロシアの友人達より photo:Tatsuo Kiryu
こうして神妙に書いている私ですが、明日になったら忘れてしまわない様に!!!・・・と
自分自身に言い聞かせて、眠りたいと思います☆ ・・・またまた苦笑です。
さてさて♪コンサートとイベントに話を戻して・・・
ロシア歌曲が終わると、私たちもアート展のスタッフTシャツを着て演奏♪
Tシャツ姿でクラシック、特に声楽が演奏されることはとても珍しいように思いますが、
Tシャツを着ての演奏は、このイベントで演奏させて頂く醍醐味でもあり、
私は、Tシャツでの演奏を楽しみに提案してしまいました♪
このイベントでの意義はもちろんですが、こうしてクラシックや声楽が、
もっと身近なものとなってくれたら嬉しいなぁ、と感じます☆
photo:Akira Takenami
今回のコンサートのラストに選ばせて頂いた曲は、Ave Maria/カッチーニ♪
この曲は、本来は「ソプラノ」のために書かれた曲ではなく、
カッチーニが作曲したものではない・・・!?など、
ベールに包まれた部分もあるこの曲なのですが、
やはり、空気を包み込んでいくような響きの美しさ、
そして祈りを込めて、演奏させていただきました。
アンコールには マイ・フェア・レディーより「踊り明かそう」を♪
photo:Akira Takenami
photo:Akira Takenami Hatsue@Rehearsal
暑い最中、そしてお仕事の合間においで下さった皆様、
本当にありがとうございました☆
コンサート終演後には、アーティストの方々が出展された
T-シャツの数々を拝見し、スタッフのアーティストの方々から
お話を伺いました。個性溢れる皆様の作品、素敵なものばかりでした。
いつも温かい応援と共に、写真を撮影して下さっている竹浪明さんの
Tーシャツもどれも素敵でしたが、猫ちゃんのT-シャツが飛び切り可愛らしくて、
ファンになってしましました♪
竹浪さんや、主催JMAA代表でいらっしゃる竹本明子さんとの
ご縁を頂いたのは、2年前の「STOP DV」チャリティーコンサートでした。
竹浪さんHP:http://takenamiakira.jp/
ご縁の不思議や、温かさに改めて感謝する私です。
20年後、30年後の私たちの、子供達の未来は、どうなっているでしょうか?
不安もありますが...
でも!!もしも、私達のこれからが未来を良い方向へと進めてゆけるのなら、
それは、楽しみでもある気がします☆
私たちの未来が明るさと優しさに溢れたものになりますように☆
ここは素晴らしい
見てごらん、遥か遠くい川が燃え、草原が絨毯のように広がり、
雲も白く浮かぶ ・・・
ここは静かだ ここには誰もいない ここにはただ神と、私。
古い松の木と花々、 そして 、 君、 私の希望! ...
(ラフマニノフ歌曲より「ここは素晴らしい」 詩:G・ガリーナ)
・・・ このイベントで出逢わせて頂いた全ての皆様に感謝をこめまして☆
・・・ このイベントが、未来へのエネルギーとなることを心から願って☆
soprano♪中村初惠
爽やかに並ぶT-シャツの数々♪
(2008年07月07日) | Twitterでつぶやく |
コメント一覧
初惠さん、すばらしいコンサート、感動しました!
「絶対いいから」と、お勧めしてご来場の知り合いも
スタッフも皆、口々に感動したとおっしゃっていました。
愛情に溢れた優れた演奏に、場内が幸福感に包まれました♪
初惠さんに嬉しいコメントもいただいた
その日のBlogにも書きましたが、初惠さんの歌声は
リムスキー=コルサコフの「高みから舞う風のように」から
「高みから舞う声のように」と形容したくなります。
そして、ラフマニノフの曲名同様「ここは素晴らしい」
と感じさせてくれます☆
幸せな時を、改めてありがとうございました。
竹浪さん、初コメント投稿をありがとうございます☆
竹浪さんが撮影した下さったお写真、たくさん掲載させて
いただきました。いつも本当にアリガトウゴザイマス!!
19日、Tシャツアート展「子供のためのイベント」も
ご成功をお祈りしています♪
Nice site really!